2010年10月28日

皮脂と椿油


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 10月28日は、アトピー性皮膚炎の漢方相談、しみ・吹出物の漢方相談、

 歯茎の腫れの漢方相談などがありました。

 皮膚とツバキ油のお話です。 

 皮膚は、表皮細胞由来の油分と、皮脂腺から分泌される油分(大部分)、

 それと汗腺から分泌される水分が皮膚表面上でうまく混ざり合い

 皮膚膜を形成しています。

 皮膚膜は、外気や水、有害物質の侵入を防ぎ、

 酸やアルカリを中和する保護作用を持っているのです。

 皮脂腺から分泌される皮脂の中で、最も安定し変質しにくいのがトリグリセライドです。

 ツバキ油の主成分もオレイン酸のトリグリセライドであるため、肌に良くなじみ

 浸透して栄養を与え保護します。

 奈良時代の昔から1300年以上も女性の髪や肌を守るために使われてきました。

 平安女性のナガ~イ黒髪を枝毛や切れ毛から守ったのもツバキ油のおかげなのですね。

 現在でもお相撲さんの髷の手入れや、刀剣の手入れには欠かせませんよ。

 また、食用にも適していてツバキ油で、てんぷらをすると軽くサックと揚がり、

 冷めてもサックサクで胃にもたれません。

 塗って良し、食べて良しと言うわけなのです。

 日本人が1300年以上も長きに渡り、守り伝えてきた天然100%ツバキ油の素晴しさを

 1人でも多くの方に知って頂きたい。

 特に、しみやにきび、アトピー、傷跡や火傷跡などで悩んでいる方に

 お伝えしていきたいと思っています。
 
 五島列島で採れた天然100%の椿油

 

 

   


Posted by 小林 at 17:21Comments(0)にきび・しみ・しわ