2011年12月09日

症例報告・・・お腹の冷え 


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 12月9日は、膀胱炎の漢方相談、不妊症の漢方相談、心臓・肺のむくみの漢方相談、

 しみの漢方相談、慢性便秘の漢方相談、痔の漢方相談などがありました。

 症例報告・・・お腹の冷え

 お名前 Kさん 性別女  年齢42歳 155センチ 44キロ

 主な症状 お腹の冷え、腸が動かない、食が細い

 体質  虚弱 アレルギー体質 疲れやすい 寒がり 食細い

 性質  神経質 不安感が強い

 嗜好品 温かいもの 冷たいものは×

 大便 1日1回 普通便 量少ない

 小便 1日7~8回 就寝後1回

 足・腰 冷える特に足

 婦人科 生理45日前後 2週間ぐらい続く 筋腫あり 

 飲んでいる薬 ぜんそくの薬(医師から処方)

 主訴 お腹が冷える。腸が動かない。

 11月1日  何回か病院にいくが、改善されないため来店。 仕事中に冷たい風に当たり

         動けなくなり、現在は休職中。

       お腹・下半身の冷えを目標に理中丸・当芍丸を15日分処方

 11月15日 お腹があたたまってきた。みぞおちの痞えがとれてきた。

        食欲が出てきた。不安感が消えた。 たん(緑色)が少し出た。

        お腹の冷えは改善されつつあるが、たんが出るとのことなので

        同処方に加えて小柴胡湯を朝晩2回、処方7日分

 11月22日 ぜんそくが出なくなり、たんも出ない。

        ぜんそくの薬(医師処方)をやめる。お腹の調子がよい。同処方継続。15日分

 12月6日 調子良い。同処方継続。


 考察  1年中冷えがあり、疲れやすいことから血虚であり、瘀血(ふるち)もある。

      それが原因で気の滞りまで起こしている。お腹があたたまり、

      肺の機能も回復してきているが、

      まだ、継続が必要であり、生理周期が45日と遅れているので、血虚の改善と

      今後しっかりとした瘀血の処理をしなければならない。  


        
        

 

   


Posted by 小林 at 19:55Comments(0)症例報告・・・冷え