2008年07月03日
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花・・ボタン

静岡県島田市 漢方 小林薬店 健康ブログ

ボタン(辛寒・血剤) 牡丹の根
『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』。昔から美女の象徴として、美女を讃え、
この言葉が使われています。しかし、漢方では、人間のアンバランスな姿態を目標にして、
それを正常にする補正薬である芍薬(水毒の排除薬)、牡丹(血毒の解毒薬)、百合(気毒の発散薬)
を意味しています。
『座れば牡丹』は、下半身に瘀血(古血・非生理的血液)があるために、
座り込んだら立ち居が不自由で、立っているものは、親でも、子でも、ご主人でも、
ヒステリックにこき使い、尻に敷くことになる。いくら容姿に優れていても、
こんな美人を妻に持てば、男子一生の不覚、という結果になってしまいます。
そこで、牡丹を妻に飲んでもらい、真の健康美を取り戻そうという教えなのです。
牡丹の根の皮には、ベオノサイドとベオノライドの二種の結晶性配糖体を含み、
特有のよい香りがあり、解熱、鎮痙、鎮静、鎮痛、抗炎症、浄血、止血、
通経などと共に、駆瘀血作用があります。
この瘀血は、外傷、打撲、脳出血、吐血、喀血、血尿、血便や月経異常から、
食毒や人口流産などで起こります。いづれの場合でも、身体に現れる異常が
下腹部に集中するので、下腹部痛や重圧感、腰痛、下肢痛など、腹証、
背証と呼ぶ症候で確認することが出来ます。
牡丹を配合した漢方薬には、外傷、内出血、炎症性婦人科疾患に広く応用される、
甲字湯、桂枝茯苓丸、盲腸炎、腸炎に賞揚される大黄牡丹皮湯などがあります。
私の妻も、もちろん、牡丹の入った漢方を飲んで、、より一層、心身ともに美しくなりました、が、
カカア天下だけは、今も変わりありません。
(参考文献 渡辺武著 わかりやすい漢方薬、 薬草百話)
ボタン(辛寒・血剤) 牡丹の根
『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』。昔から美女の象徴として、美女を讃え、
この言葉が使われています。しかし、漢方では、人間のアンバランスな姿態を目標にして、
それを正常にする補正薬である芍薬(水毒の排除薬)、牡丹(血毒の解毒薬)、百合(気毒の発散薬)
を意味しています。
『座れば牡丹』は、下半身に瘀血(古血・非生理的血液)があるために、
座り込んだら立ち居が不自由で、立っているものは、親でも、子でも、ご主人でも、
ヒステリックにこき使い、尻に敷くことになる。いくら容姿に優れていても、
こんな美人を妻に持てば、男子一生の不覚、という結果になってしまいます。
そこで、牡丹を妻に飲んでもらい、真の健康美を取り戻そうという教えなのです。
牡丹の根の皮には、ベオノサイドとベオノライドの二種の結晶性配糖体を含み、
特有のよい香りがあり、解熱、鎮痙、鎮静、鎮痛、抗炎症、浄血、止血、
通経などと共に、駆瘀血作用があります。
この瘀血は、外傷、打撲、脳出血、吐血、喀血、血尿、血便や月経異常から、
食毒や人口流産などで起こります。いづれの場合でも、身体に現れる異常が
下腹部に集中するので、下腹部痛や重圧感、腰痛、下肢痛など、腹証、
背証と呼ぶ症候で確認することが出来ます。
牡丹を配合した漢方薬には、外傷、内出血、炎症性婦人科疾患に広く応用される、
甲字湯、桂枝茯苓丸、盲腸炎、腸炎に賞揚される大黄牡丹皮湯などがあります。
私の妻も、もちろん、牡丹の入った漢方を飲んで、、より一層、心身ともに美しくなりました、が、
カカア天下だけは、今も変わりありません。
(参考文献 渡辺武著 わかりやすい漢方薬、 薬草百話)
Posted by 小林 at 14:16│Comments(0)
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